非現実のよう

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勝手に喋っている自分に気付いた。 「ん?足が?どうしたの?」 神原喜代美はオレに質問をして楽しんでいるように見えた。 震えが止まらなかった。 「震えてる…可哀想に……」と言い神原喜代美はオレの背後から首もとに抱きつき、囁いている。 神原喜代美の顔は見えないが微笑んでいることが声のトーンからわかる。
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