遊糸のような喜び

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「未練が残るからやっちゃおうか?」 神原喜代美はどこかオレに同情的だった。 ガスマスクの男はオレの目の前にそこそこ大きい機械を置いた。 紙を切る機械だろうか…? だとしたら業務用のものだろう…。 今動いているこの指は膝から下の足みたいにいとも簡単に切られる…。
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