木漏れ日さえも遮断

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背中の皮、もしくは肉が剥がれたのがわかった。 肉が空気に触れて激痛が走った。 オレは短い呻き声を立てたが、そんなことに構っていられなかった。 「…失礼します」 タクシーの運転手らしき人間は弱々しい声を発した。 「こっちぃぃ、こっちだぁぁ!!!」
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