隔てれば裾野が広がる

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サトシとカガワはうんうんと言葉は発しないが、その言葉を噛み砕いている。 しばらくの沈黙があった後、サトシがつまみもう無くなりましたねと言った。 神原喜代美の兄は台所行けば、乾きものがまだあると思うよと言い、それを聞いたサトシがイタタタ…と言った。 「足が痺れちゃって…」と足を押さえている。 サトシはいいっすか?とオレの方を見ていた。
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