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「自己…評価…」とオレは口に出してみて噛み砕いてみた。
「浄水器を売る側にも勿論、従業員も自分なんてと思っている人間を使う。浄水器が売れなかったら自分の努力が足りないんだと思わせる。借金をさせて浄水器を購入させる。その中の従業員の一人に実家が土地持ちの人間がいた…」
オレはもう一度唾を飲み込んだ。
「どうやらオヤジは引き際もキレイだったらしい。被害者の会が出来る前に従業員に浄水器を借金させて買わすだけ買わして倒産させたんだ。雲隠れ…」
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