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今まで家を破壊していた丸太はかごめの対象の人間に先が向いた。
かごめかごめの歌の大合唱の中に神原喜代美の父親のせーのと言う声が聞こえた。
神原喜代美の父親が先頭に立って抱えている丸太はかごめの対象の人間の胸元を突き、さらにずれないように神原喜代美の父親が突かれた人間を掴み壁まで逃げないようにする。
周囲の人間は静まり返った。
歌をやめ、石を投げるのを止めた。
家の雨戸と丸太に挟まれた男は鈍い声を出した。
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