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それにもう1つ身震いしたのは神原喜代美が200人前後の男達の中心で喋り、その場を1つにまとめたことだった。
オレがやろうと思っても絶対に出来ない…。
砂利の音だけが響く。
オレは会話がないのが何となく気まずい雰囲気になったので、話掛けた。
「お兄さん達置いて行っていいんですか?」
「うん、アイツは写真撮るのが好きだから。かごめがあると必ず写真を撮りに行くんだ」
「サトシ君は?」
「まぁ、お祭り好きだからね…」
二人はまたしばらく砂利の音を聞いた。
すると突然、カガワが喋りだした。
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