センチメンタルロマンティスト

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「アメリカは、ハンシュウを利用して日本を一度壊そうとしている。アメリカは世界の為だと言っているが簡単に言えば日本を支配したいだけだ。確かに日本は経済、制度、世界での地位、外交全ての面で頭打ちだ。小さな話をすれば汚職が絡み私腹を肥やし国に対する利益を優先させない売国野郎がのさばっている。あの国には問題が山積みだ。いや、問題しかない。どこから問題を片付ければいいかわからない。自分らで片付けられないから他が手を貸そうと言うことなんだよ!アメリカが一度日本を破壊するという方法を取ってね…」 文章でじっくり吟味すれば疑わしきところや突っつくところは出てくるかも知れないが、神原喜代美の父親の話し方、喋るスピード、説得力や醸し出している雰囲気などが絡み、疑うところが見付からなかった。 「だがね、僕は…アメリカを疑っているんだよ」
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