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いつまでこの寒さに耐えなければならないのだろう?
紙ヤスリで顔を擦られているような寒さだった。
この先、何日も何日もこの状態だったらどうしようという不安にかられた。
風の音、木の葉の擦れた音が不快だった。
もっと言えば、寒さで歯がカチカチいう音も不快だった。
止めたくても止められなかった。
二人の喧嘩が終わればこの寒さから解放されるだろうか?
喧嘩の内容はわからないが、早くどっちかに折れて貰いたかった。
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