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生きているのを許されているだけだ。
まだ神原喜代美と父親は喧嘩をしている。
オレは二人に腹が立って仕方がなかった。
オレはそのうちに声を上げて泣き出した。
年を取った男が泣くなんて恥ずかしいことだと思ったら、情けなくなってさらに泣いた。
一生このままなのだろうか?
飯だけ口に突っ込まれ、排泄の許しを得て、ここで死ぬまで閉じ込められる。
神原喜代美は父親がやっていたことをオレにするのだろうか?
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