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オレは今までにない鳥肌が立ち、身震いが止まらなかった。
「オレが行ければいいんだが…娘を…いや」と神原喜代美の父親は言葉を濁した。
殺すという言葉を使いたくなかったのだろうか神原喜代美の父親はオレに引け目さえ感じているように見えた。
「息子の方は…本当に…オレの味方かどうか…本当のところ判断が出来ない…情けない話ばかりで申し訳ない…」
オレはそれには、いえ…と言葉を返した。
「喜代美が帰ってくるといけない!悪いが頼む…」
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