余光

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風が木の枝を叩き、言い方を変えれば木の枝が風を切る。 ヒュルリーと甲高い音が不気味さを煽る。 一歩づつジャリッジャリッという音を確かめて進む。 半分位まで来ただろうか? 一人で歩くのは初めてだから感覚がわからない。 一瞬、耳を疑った。 オレの他にもう1つ砂利道を踏む足音が聞こえた。
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