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父親の説明が不足しているのだろうか進むべき道に不安を覚える。
左の道を進めば、民家らしきものがあるから恐らくこっちだろうと予想を立てた。
左に進むと中央に地蔵が置いてあり、そこから道が別れていた。
地蔵のよだれ掛けは赤だったのだろうが、誰も手入れをしていなく雨風に晒され色褪せている。
よく見ると目も鼻も風化で削り取られ顔立ちがはっきりしていなかった。
しかし、地蔵の足元には湯呑みが置いてあり、水が入っていた。
オレは左の道を進む。
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