包まれる…。受け入れられる…。風に、森に、支配に…。

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「男と女だからだけだよ…腕力であんたに殴りかかられたら私殺されちゃうもん…」 「ウソつけ!!!」 オレは近くにある雑草を掴み坂を登り始めた。 「私とあなたで手を組もうよ…」 オレはそれには答えず、さらに登り続けた。 全神経を坂を登ることだけに集中した。 神原喜代美がそれからも何かを言っていたがオレの耳には届かなかった。
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