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「所さん!」
「先生だよ!」
「翔をお願いします」
「大…丈……夫…だって…」
「大丈夫じゃないだろって!」
僕が1回倒れて、しばらく目を覚まさなかったあの日を機に豊は僕を必要以上に心配するようになった。
「翔先輩、ベットこっちです…」
淳君は僕をあいてるベットに寝かせた。
後輩にこんなに世話してもらうなんて……
「翔、しばらく寝てろよ?」
「大丈夫だよ…心配しないで?」
「嘘つくなよ!」
「おいキャン、ここは保健室だぞ!」
「あっ、ごめんなさい…」
「とにかく、せめてこの時間だけは休んでろ、な?」
「分かった…」
豊は心配そうな顔を僕にしていた。
豊、君は僕の心を踏みにじってるの?
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