僕の想い

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僕は中2のころから豊が好きだった。 いつも僕に優しくて、一緒にいてくれて… こんな僕をかばってくれて、守ってくれて。 中2の夏におかしくなった時があった。 自分の部屋をぐちゃぐちゃに荒らして、誰の声も聞き入れず、叫んで… 僕を止めたのは豊だった。 手に取るものすべてを投げるから、僕の所には誰も近づくことができなかった。 近づかなかった…… 「翔!」 豊だけは違った。 親でさえ怖がってたのに、豊は僕を必死に止めた。 豊に抱きしめられた感覚を今でも忘れられない……
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