未定

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俺の仕事。 「始まりました、ヒューマンマーケット! 今回もとっておきのをご用意しております!」 それはこの人身売買の市【ヒューマンマーケット】で行う。 「最初はこちら! 東の都の美女でございます!」 おぉっと声が上がるそこにいたのは美し く儚げな女性である。 しかし様子がおかしい。 俺は、あぁ、こいつはダメか。と声をもらす。 目が何処かにイっている。薬漬けにされているやつの目だ。 あれよあれよという間にその女性はとてつもない高値で買われた。 そう、この【ヒューマンマーケット】は奴隷や性奴隷、使用人等を売っているのだ。 金のため自らというものもいれば無理矢理であったりもする。 俺はその無理矢理連れてこられ、また、社会にそのまま出ていける奴を買うためにいる。 さっきの女性は正気はもうないだろう。 そんなやつを買ってもこっちの負担になるだけだ。 そのため。 「続いてはこちら! 元気が良すぎて我々では手に終えませんでしたが、この元気のいい少年を支配した時の優越感はとてつもなく快感でしょう!」 「何が快感だテメェ! よく言うぜ、さっきまで人をさんざんコケにしてたくせに!」 こういうやつを探している。
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