5人が本棚に入れています
本棚に追加
パチパチと音を立てて崩れる家屋。 無残に転がった無数の人形。 そこから流れる溢れんばかりの赤い液体。
目の前には黒い髪をした小さな男の子…。先ほどの攻撃を見てしまったせいか意識がなくなっている。
「ぼうや…しっかりと生きるのよ…。」
かばう様にして彼を強力な拳から守る為に背後には守護魔方陣を2つも連ねたがあっけなく砕かれてしまった。
おかげで私の体はもろにその攻撃をくらい、今生きているのもおかしい状態となっている。
だがしかし、もうそろそろ意識が持ちそうに無い…。
最後に目の前で倒れている男の子を優しく撫でた。
そして、私の意識は暗闇へと引きずりこまれていった。
最初のコメントを投稿しよう!