出会い…!?

5/14
前へ
/14ページ
次へ
「優翔大丈夫?」 「…」 「優翔…?」 優翔はこのときストレスと恐怖で言葉がでなくなっていた。 「優翔…ごめんね。こんなお姉ちゃんだから…ごめんね…。これからはお姉ちゃんが優翔のこと守るから。何があっても守るからね。」 優翔が笑ったような気がした…。 「お母さん…。大丈夫かな…。」 当時小学3年生だった私はお金なんかもってるはずもなく、公園のベンチに座り膝枕で優翔を寝かせていた。 そっと優翔の前髪をかきあげると涙と汗が大量にでていた。 「優翔…?」 そのとき優翔の呼吸がいきなり荒くなった。 「はぁっはぁはぁっ…」 「優翔!!!」 優翔は泣いていて、体中が震えなにかに怯えているようだった。 「優翔!お姉ちゃんだよ!実桜ねーちゃん!ほら大丈夫だからね。ね?」
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加