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比奈と美名香が戦闘を始めたことにより秀介はこれを好機と保健室から出ようとした
ミナミ「どこ行くんですか佐渡くん?」
シュウスケ「出ていくに決まってるだろ!ここじゃ命を落としかねないからな」
秀介は小声で感情を精一杯伝えた
ミナミ「確かに、でも早く逃げないと」
みなみは秀介の後ろを見た
シュウスケ「どうした?」
ジョージ「…シュウスケ」
シュウスケ「穣二さん!?だからなんでお前は早く言わねぇんだ!」
ミナミ「気付いてるのかと思って、でも怒っている訳ではないみたいですよ?」
秀介はみなみに言われてもう一度穣二の顔を見てみた
ジョージ「シュウスケ…ユルサナイ」
穣二は目がありえない光を放ち、口からは蒸気のような煙が漏れていた
シュウスケ「お前はこの人を見て俺に殺意が無いと思うのか?ってかユルサナイって言ってるし!」
ミナミ「ちゃんと聞いてあげて、恥ずかしがって途中が消えているだけよ」
ジョージ「シュウスケ…ウラ…ユルサナイ」
シュウスケ「何度聞いても俺を許さないって言ってるだろ」
ジョージ「シュウスケ…ミナ…ウラ…ユルサナイ」
シュウスケ「うん?」
ジョージ「シュウスケ…ミナカヲウラギ…ユルサナイ」
シュウスケ「秀介美名香をうらぎ?あぁ!」
ミナミ「気づきました?」
シュウスケ「秀介美名香を裏切ったら許さない!」
ミナミ「正解です!良くできました」
シュウスケ「てかお前もよくわかったな神田」
ミナミ「何となく気持ちが分かるの」
シュウスケ「へぇ、まぁよく考えてみたら美名香を裏切ったら穣二さんの前に美名香に殺されるわな」
ミナミ「まぁね、それに佐渡くんは多分裏切れないと思う、誰の事も」
シュウスケ「俺はそんな出来た人間じゃねぇよ、答えられなくて裏切っちまう事もある」
ミナミ「それでも精一杯やるでしょ?そうするだけで相手は報われるよ」
シュウスケ「…なんか神田って……不思議な奴だな、まぁいっか」
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