プロローグ

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服を引っ張る感じは、後ろからする。 後ろを振り返ると、そこにはローブっていうんだっけ?あの、RPGでよく魔法使いが身につけているやつを着ている人がたっていた。 しかも、ローブ?のフードを深く被っているので、顔が良くわからない。 なんだよ、こいつ? 少し警戒しつつ、返事を返した。 「なん、ですか?」 「あの、人を探しているのですが・・・見かけませんでしたか?」 その時、ある言葉が頭を過った。 “どんな?” こいつは、ふざけているのか?まさか、俺が中二病の同類だとおもったのか? 「あのー大丈夫ですか?汗すごいですよ。あっ、それとさっき言い忘れてたんですが、探してる人は僕みたくローブを着ているんですが・・・やっぱり見てないですよね」 ローブの人は、表情は見えないものの少しがっかりしたようだった。 「見てないな、ごめん。この辺はもう全部探したのか?」 「はい。全国を周り、探しましたがいませんでした」 全国とか・・・ 。こいつは中二病で中二病の仲間を探しているのかもしれない。なら、 「全国にいないなら、こことは違う別世界つまり異世界にいるかもしれないぞ?」 俺はほぼ適当に解決策を、中二病目線で言ってみたのだった。
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