プロローグ

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「分かってるって。だすかよ。」 まりこは俺たちとさほど変わらない新米教師っていっても養護だけどよ。ちっこくてアイドルみたいな守りたくなるような特別な存在。なで声で『遥人くん!』なんていわれた日には口元がゆるみっぱなしで授業なんて上の空。 …でも俺だってセンコーなんかに手なんかだせねぇー。まりこが戸惑うだけだ。 いつんなったら俺とまりこの距離… 縮まんねぇーかー… 俺はガクッと肩を落とした。
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