第2章

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さっきの小山君と吉田さんのことが気になって、無言。 少し先を行く秋山君は速さを合わせてくれているのか、私との距離は縮まらず、広がらず。 数分歩いて信号にひっかかったから 、追いついた。 『誤解を解いたらいいわけ?』 そんなこと考えてたなんて。 びっくりして秋山君を見上げると、無表情のまま、前を向いている。 『え、でもどうやって?』 『付き合ってませんて言えばいいんじゃないの?』 『・・・私が?』 『俺が』 ていうか、小山君を好きなことバレバレ?
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