2013.03.02

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「………もういい」 お前なんか 知らない 情けねぇ 「う、…ぅ…グスッ…」 膝抱えて…泣くなんて男らしくないだろ? それなのに 「………お前さぁ、あんま一人でうろうろすんなよ」 「……………な、んれ…」 後ろから伸びた腕。背中に感じる温度は…悔しいけど1番落ち着く 「あ?」 「な、何で…女の子、…置いて来たのかよ」 でもお前は違うだろ?俺、柔らかい胸もない男より…自分を好きになってくれる可愛い女の子がいいんだろ?だから 「お前…あっち行ってろって言ったじゃん…」 久しぶりに二人で出かけたのに…知らない女の子達に囲まれて 「ああ、言ったな」 「……っ…」 初めて会った頃から…平凡な俺と違って…お前はいつも違う女の子を連れてた 「あいつらがお前に興味を持ったら困るだろ?」 「…何、それ、…どういう意味、だよ…?」 俺が…お前じゃなくて…あの子達に興味持つかもしれないって事か…? 「ああ、うん、まぁいいや」 「…いや、何?…全然意味わかんねぇ…」 「うん、わかんなくていいから、ほら、こっち向け」 「…………いや、だ」 「何で?」 「顔、……ぐしゃぐしゃだし…俺!…まだ、許してない…」 「あーあ、ぐしゃぐしゃね、無意味な嫉妬しちゃってメソメソ泣いちゃってさ、何なのお前」 「っ……お前がっ……あ、あ、…何、…やだあ…」 「俺の事好き過ぎるとか可愛い過ぎるだろう、こんな所で剥きはしねえから触らせろよ」 「や、…もう、っ…なんなんだよ…わけわかんねぇ…」 「うんうん、お前はそんままでいいからなぁ」 「あっ、……あ、あ…」 「あー、悪いけど出かけんのまた今度にしような?」 「んん、…な、…な、ん…で…」 「部屋でゆっくり、お前の知りたい事教えてやるよ、だからな」 「!…んん…っ」 「二度とそんな無防備な姿、俺以外に晒さないでね?」 *独占欲は美味しい ただし美形に限る(キリッ) .
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