おはよう

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静けさ。 もう生きてる人は俺だけだろう ズグッ… 「?」 何となく切れた腕の根元が疼いた気がして見てみると息を飲んだ 「な、な何だよ…おい」 切れた腕がボコボコ動き腕が生えてきた 暫くすると完全に自分の腕になっていた 触ってみても感覚はあるし、小さい頃に怪我した跡もある 紛れもない、自分の腕だ 「何でだよ…」 無くなった左腕が元に戻り、それに触れていた右手から湯気が立った シュワー…と小さく音をたてながら全身から白い湯気が上った 気付くと怪我は全て無くなっていた 「なんで、なんでなんでなんで!?」 皮膚にこびりついた血を拭っても傷はなくて、ただの自分がそこにはあった 「…な、なんでだよ!?なんで!?」
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