アイスクリーム頭痛

4/4
前へ
/95ページ
次へ
ふっ、と。 瞑っていても感じていた明かりが、暗くなった。 あれ? その、瞬間。 唇に感じた、柔らかい感触。 ええっ!? 突然の事に、目をバッと開ける。 目の前にいたのは、話し掛けてきた、あいつ。 「な、な、今、何して……っ!!」 「さあ?」 とぼけてるけど、その顔には『わかってるんだろう?』って、言ってる。 「また、頭痛きたら、言えよ~。」 それだけ言うと、あいつは去っていった。 私の唇に、熱だけ残して。 ────────────end。
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加