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《翌日》
学校に着くと、朝練をしていた部活も片付けを始めていた。
今日は空が雲で覆われていて、今にも雨が降りだしてしまいそうな天気。
それにジメジメしている。
「あー…、傘忘れた。」
あーあ、失敗。
雨、帰る時まで降らないでほしいな。
「凛音。」
靴を履き替えていると、不意に誰かから声をかけられた。
振り向くと、そこには渚が笑顔で立っていた。
「………なんだ、渚か。」
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