決心の行方

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ルウside 俺は暫く雪奈のマンションで、 部屋を掃除したりしていたが、 一段落したから、 コーヒーを沸かして飲んだ。 リビングのソファーに座って、 雪奈の部屋を見渡した。 グレーとパープルで統一された、 落ち着いた感じの部屋。 優しい雪奈にぴったりの部屋だ。 俺は、間違ってるのか? 雪奈の人生を俺なんかが、 変えてしまって、 ほんとにいいのか? この部屋で暮らしてた方が、 雪奈は平穏な毎日を、 送れるんじゃないのか? そんな事は無い。 雪奈は俺と居た方が幸せなんだ。 雪奈は必ず俺が幸せにする。 もう迷わない。決めた事だ。 俺は、車のkeyと携帯を握りしめて、 ある目的の為に街に向かった。 雪奈が帰るまでには、 充分時間がある。 俺の愛情表現を雪奈に、 示したかった。 雪奈は、 喜んでくれるかな? 俺は流行る気持ちを抑えて、 街へ繰りだした。
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