決心の行方

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俺は六本木のとある店に来ていた。 ここは雑誌にも載る程の、 有名なアクセサリー店だ。 俺は雪奈に、 愛の形を送りたかった。 雪奈に指輪を、 贈りたかったんだ・・・・・ 『いらっしゃいませ♪ 何かお探しですか?』 『あ、ええ。指輪を。』 『そうですか♪ 大切な方への贈り物?』 『はい。 とても大切な恋人への・・・・』 『あらまあ♪羨ましいわ!』 『いや、そんな。』 『では♪ペアリングなどは、 いかがですか?』 『え、ペアリング?』 『ええ♪とても素敵ですよ! ご希望でしたら、 お名前もお入れします。』 『え、名前も入れられるの?』 『はい♪』 『じゃあ、ペアリング♪ 一緒に選んで貰えます?』 『はい♪喜んで♪』 俺は雪奈の喜ぶ顔が、 早く見たかった。 『どんな感じの、 お嬢さんなのかしら?』 『とても綺麗な人です。 優しくて白がとても似合う・・・・』 『アラアラ♪ 大好きなんですね♪』 『アッ、すみません、つい。』 『いいえ♪ じゃあ、ピンクゴールドは、 いかがですか?とても可愛いらしい、 お嬢さんにピッタリですよ♪』 ・・・・ピンクゴールド?・・・・ 俺は、聞いた事の無い色の、 指輪を見たら、 その指輪は光輝いていた。
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