0人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
「行くぜー!」
「こい!」
…それから数時間夢中になってバスケをした。
時間も忘れるぐらいに。
「あっちー!そろそろやめるか」
「時間がたつのは早いなー。
…おいっ、今何時?」
俺はあせって響也にきいた。
俺んちは厳しい。
ばあ様が事細かく約束事を決めている。
じい様が神社の神主で、ばあ様が巫女なのだと。
ここら辺では有名な腕のある人だと言われてるけど、よくわからない。
父さんと母さんは、普通の会社員だ。
母さんは6時ぐらいになったら帰ってくる。父さんはそれより遅い。
だから俺は、ばあ様とじい様といるほうが長い。
最初のコメントを投稿しよう!