少年たち

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「行くぜー!」 「こい!」 …それから数時間夢中になってバスケをした。 時間も忘れるぐらいに。 「あっちー!そろそろやめるか」 「時間がたつのは早いなー。 …おいっ、今何時?」 俺はあせって響也にきいた。 俺んちは厳しい。 ばあ様が事細かく約束事を決めている。 じい様が神社の神主で、ばあ様が巫女なのだと。 ここら辺では有名な腕のある人だと言われてるけど、よくわからない。 父さんと母さんは、普通の会社員だ。 母さんは6時ぐらいになったら帰ってくる。父さんはそれより遅い。 だから俺は、ばあ様とじい様といるほうが長い。
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