少年たち

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「なにこれ?」 表に差し出し人からの名前はない。 手にとり、裏を見ても…ない。 「おいおーい、ラブレターか?」 「ラ、ララ、ラブレター?」 顔が熱い。ダメだ。絶対赤くなってる。 俺はドキドキしながら封筒をあけた。 「えーと、『放課後屋上で待ってます。話があるのできてください。よろしくお願いします。』だって」 「呼び出しじゃねーか!ついに蒼もこのときがきたのか…」 「まだ告られるって決まったわけじゃ」 「顔!真っ赤だぜ、おまえ」 「……。」 くそ、言い返せない。
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