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「で、何…かな?」
何かなってなんだよ…何言ってんだ、俺!!
ひとまず落ちつこう、俺!
「わ、私…瀬戸君が…好きです/////よかったら、付き合ってください!」
告られた…!?
頭が真っ白になり、心臓がバクバクして言うことをきかない。顔が火照る。
でも…
「ごめん、俺…キミのことよく知らないし…友達からやっていきたいです…それじゃだめかな…?」
「あ、全然大丈夫です…えっと…お願いします」
彼女の目には涙がたまっている。
でも、笑っていた。
「本当にごめん。じゃバイバイ」
「バイバイ」
屋上から中に入ってドアを閉めるとき、彼女のすすり泣く声が聞こえた。
「…ごめん」
俺はそうつぶやき、屋上をあとにした。
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