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私がこれから過ごす部屋は、6階にある4人部屋の、窓際だった。
「個室がよかったのにねぇ」
なんてお母さんが言っているけれど、私はここがいい。
1人になる時間に、いろんなことを考えてしまうから。
…なんてことを言うと、毎日泊まる!なんて言い出しかねないお母さんだから、絶対に口にはださないけど。
「これからお世話になります。」
と同じ部屋の人たちに挨拶するお母さんの脇で、私はとっておきの笑顔でぺこりと頭を下げてから、ボストンバッグから本を取り出し、荷物の整理を始めた。
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