スタート

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意識が覚醒し、目に入った天井のそこには『魔女っ子戦士★ミイナ』のポスターがドンッと張ってあった  寝ていたとき抱いていた抱き枕には『青き花を君に』の倉島彩香(くらしまさやか)のイラストが抱き枕カバーに写されていた 「ふあ…あぁぁぁ……変な夢を見たな……」  アニメの見すぎかな……? それともゲームのやりすぎか? 「あら? もう起きていたのね?」  母親が僕の部屋に入ってきた  どうやら部屋のゴミ箱に溜まっているゴミを回収しに来たらしい 「あ、うん。おはよう……」  母親は部屋にあるゴミ箱に入っているゴミを回収する 「あ、そうそう」 「?」 「よる君、アキバに行く予定とかある?」 「えっ……?」  僕の名前は<神無月世流(かんなづきよる)>で、母親は僕のことをよる君と呼んでいる 「ううん、行く予定なんかないけど……」 「そう、それならいいのだけど……」 「……? どうかしたの?」 「うん……なんか、最近秋葉原が大変な事になってる、てニュースでよく聞くから……」  アキバが大変? 「ふーん……まあ、別に行く予定がないから別にいいんだけど」 「そ、そうよね。お母さんの心配のしすぎよね」  母親はそのまま部屋を出て行く――…… 「アキバが大変、ね……」
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