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「なんのようだ? お前? 急に連絡が来なくなったと思えば、また急に連絡してきやがって」
「そこんところは心の友の俺達には関係ナッシングだ!」
「いや、関係あるよ!?」
「そうそう聞いてくれ」
「話し聞けよ!?」
「あのな。最近、アキバでおかしな噂がたっててな」
ン? 妙にまじめな話だったらしい――……
「まだ俺達のところには話しが来てないんだがよ……」
「ああ」
「三つの約束っていう、なんかスンゴイもんがあるらしいんだよ」
「三つの約束?」
その言葉は……今日の夢の中にでも出てきていた……
か、関係ないよな……
「そんでな……ちょくちょく政府っていう人間からな、俺達みたいなオタクを強制的にアキバに連れて行くみたいなんだよ」
「なんでそんなことを?」
「オレにもさっぱりわからん」
どういうことだ……? 僕達オタクは政府なんかに連れて行かれなくても秋葉原(アキバ)には行く……
いやちょっとまてよ……?
僕はさっき母親から聞いたことを思い出す
「アキバ……、て確か……今、大変な事になってる、て……」
「あっ! それ、俺も知ってる! 夜中の深夜アニメに下に流れてくる……ほらっ! あれ! 情報を届ける……うーん……スクロール? みたいなやつ!」
ああ、あれね……僕も名前を忘れたが、地震発生地とかを教えるあれのことか……
「あれに流れてた!」
「それにはなんて書いてあった!」
「おお! いきなり大声で言うなよ……。うーん……ちょっと思い出せない……」
「そこはなんとか思い出せないか!?」
「うーん……ちょっとまってろ、たしかそのアニメをダビングしたやつがここに……」
「おお! ナイス!」
「妙になんか張り切ってるな? 友よ」
「えっ? そういえばなんでだろうな……」
「まあ、いいけどよ。はい、てことで、再生したぞ」
しばしの時間が流れる――
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