白い人。

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そして2人は教室から出た。 …ってこれじゃあまた海斗と2人っきりじゃん! あー、どーしよ。 心臓もつ気がしない… おそるおそる隣にいる海斗を見上げると海斗と目が合った。 桜「!」 海「っ!」 恥ずかしいやらで慌てて目を逸らした。 うぅ/// なんてことだろう… 海「あ、あのさ、」 桜「へっ!?」 急に話かけてくる海斗に驚く。 海「お前、さっきの好きな人ってのは、誰なんだ?」 桜「はいぃっ!?」 いやいや、待て、ちょっと待て。 言えるわけあるか! 桜「か、海斗こそ誰…なの?」 海「俺?」 うん、やっぱりこうする他ないよね~あはは。 言えるわけないし! 海「俺!? 俺は…」 う、聞きたいけど聞きたくない… 海「…あのな、俺の好きな人は…、」 海斗が真剣にあたしに視線を合わせた。 桜「…う、うん。」 あぁー…フラれちゃうのかな… 海「…やっぱりやめる。」 桜「…やめるね、うん、………ってちょ、やめるのっ!? ここまで引っ張っといてやめちゃうのっ!?」 そりゃないぜ旦那… 海「バカ、」 桜「ふぇっ?」 海斗がぽふっとあたしの頭を撫でた。 海「そんなにガッカリしないでくれ。 ここから出れたらちゃんと言ってやるから。」 桜「うん。 わかった。 約束だよ!」 …決めた!あたしも言おう! 人生初の告白!
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