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悠「悪いって!
まぁ、お前らもなんかいちゃついてたみたいだし?」
桜「あっ!」
海「っ!」
あたしたちは慌てて離れた。
海「す、すまない…」
桜「う、ううん。
あたしこそ、ごめんなさい。」
ここ真っ暗でよかったぁっ~
あたし、絶対顔赤いっ!
憂「…海斗、桜に変なことしたら腕捻りあげるからね?」
海「……はい。」
……やっぱり憂様は最強です…
海斗に文句を言わせないあたり…
憂「…ふぅ。
とりあえず、状況確認ね。」
桜「そうだね…」
悠「俺から行くぞ?
俺らは話が終わったから教室に帰ろうとしたんだけど…
なんかあるといけねーから職員室から懐中電灯を何個か持って戻ることにしたんだ。」
そこで悠二は一旦言葉を切った。
そして、憂が言葉を継いだ。
憂「で、懐中電灯見つけた瞬間明かりがフッと消えたのよ。
で、あんたたちが気になって戻って来たの。」
桜「…なるほどね…」
海「…なら、ブレーカーはこの中の誰にも落とせないってことだな…」
悠「おい、コラ。
まさか俺らを疑ってたのか?」
海「いや、そうじゃない。
すまない、そんなつもりではないんだ。」
悠「お前、そんな真面目に謝んなよ…冗談なんだから。」
悠二が苦笑する。
桜「…あ、あのさ?
とりあえず、ブレーカー上げに行かない?
あたし、怖くて嫌なんだけど…」
海「そうだな…とりあえず行くか。」
あたしたちは廊下に出た。
…廊下も真っ暗…あれ?
なんでまだ朝なのに真っ暗…?
桜「…おかしい…」
海「…変だ…」
桜「!海斗もおかしいと思うよね!?」
海「桜もか?」
桜「うん…だって学校内とはいえ窓だってあるから太陽の光くらいははいらなきゃいけないはず…
現に今朝はちゃんと太陽の光は入ってきてた。」
海「だよな…
それなのに、夜並みに暗いのはおかしい…」
桜「……うん。」
悠「んまぁ、考えてたってしゃーねーからとりあえず電気つけに行こうぜ?」
桜「うん。」
…だよね、とにかく今は電気つけなきゃ…
あたしたちは歩き出した。
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