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悠「いや、いるはずだぜ?
でも、そう言われてみれば警備員来ねーな。
こんな時間なのに…。」
悠二が首を傾げた。
海「…いや、この時間帯なら警備員どころか職員室に1人や2人いてもおかしくないはずだ…。」
海斗が真剣な顔で言った。
憂「確かにそうよね。
あんたたちトイレに行ったでしょ?
その時はどうだったの?」
あ、そか、うちの学校の職員室、あたしたちが行ったトイレの隣にあるもんね…
あれ、でも、電気ついてなかったと思うな…暗かったし…
あたしがそんなことを思っていると海斗が言った。
海「いや、俺ももしかしてと思って職員室覗こうと思ったんだか、鍵が締まってて覗けなかった。」
…ならやっぱりおかしいね、この状況。
みんながうーんと考えはじめる。
ぐうぅ~…
誰かのお腹が鳴った。
悠「…あ、」
桜「悠二、お腹すいた?」
悠「な、わりぃかよ!」
…あ、やっぱりお腹の音、悠二だったんだ…
桜「ううん、あたしもお腹すいたなーって思ってたとこだったの。」
嘘じゃないよ?うん。
お腹すいたなーって思わないようにしてたし。
うーんと…あれだね、確か購買にパンとか残ってなかったかな…?
桜「購買に行ってみるよ!」
悠「あー、俺が行くよ。
なんかあったら困るから。」
桜「えっ、でも…」
悠「いいからいいから。」
悠二…
憂「あ、待って悠二。
私も行くわ!」
悠「いや、お前になんかあったらそれこそ困る。」
憂「…///そ、そうじゃなくって!
私、トイレに行きたいし、それに…悠二になんかあったほうが嫌よ…」
悠「憂…
…わかったよ。
一緒に行こう。
でも、俺から離れたらダメだから。」
憂「うん!」
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