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「お待たせ♪早く場所取りに行こう!…おしゃべりなオバさんの近くだとゆっくり話せないからね♪」
「はい!」
私はお嬢を独り占めする事に成功して嬉しくて堪らなかった。
「あの、おっ…お嬢はいつからここに居るんですか?」
「丁度…高校卒業の頃かな?そうそう、私卒業式出れなかったのよ。指揮者だったからどうしても出たかったのよね!ほら私目立ちたがりだからね♪でももうムリね…。成人式とか同窓会で皆と集まってお酒飲みたかったなぁ。私まだ飲んだことないのよ。でも私が飲んだらきっと知らない人にも絡んでるかも♪」
お嬢は楽しそうに話していたが、こんな風に話せるまでかなりの時間がかかったはず。私はお嬢の強さを尊敬した。きっと私はこんな風になれないから。同情を招くような言い方しか出来ないだろうから。
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