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愛するものの対象が人と違っても偏見の眼差しで見られる事が少なくなった時代。
でも陰でそんな人達を娯楽のアイテムにする輩も居た
私も娯楽のアイテムの1つになった。
あれは一週間前の事。
高校も夏休みに入り、私は二度目の夏を満喫しようと神戸に旅行に行くため一年生の頃からバイトで貯めた貯金を下ろした。
九州外には修学旅行でしか行ったことが無くしかも一人旅。 これで作文の宿題はもらった!と浮かれていた。
「次の駅で乗り換えかぁ。意外と難しいな…。…電話だ。誰だろう?」
非通知だった。出るのに戸惑ったが出てしまい、私は後でこの事酷く後悔した。
「もしもし?」
「角川黎さんですね。」
感情のない若い男の声。
「はい…。あのどち」
「ご登録ありがとうございます。次の駅に係りの者がおりますので指示に従ってください。」ブチッ
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