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でも、こうやって、考え始めた瞬間、また、、
こんな偶然って、あんの。高校同じって…
驚きと同時にめちゃくちゃホッとした。正直、ちゃんと学校行ける気なかったから。
そしたらなんか、トントンっと進んで行って、今、修平と、その彼女とお昼食べてる。
なんか、よお分からんよな…この感じ…修平も心なしか複雑そう。
てか!!!!正直、彼女とかって!嘘やと思ってたし!?
俺バカ過ぎるよな…自意識過剰?
修平がそんなしょうもない嘘つくわけないよな!俺ほんまバカや…
なに期待してたんや…
ん?期待…ってのも、なんか、変やな…
期待って、なんやねん自分。意味わからへんやん。
彼女おるんやって、確信してからも、別に、なんも思わんかった。ただ…なんか、妙に寂しいような、そんな感じがしただけ。
でも!多分それは、なんかちょっと距離感じたってだけやと思うし…止まってんの、俺だけやなって。
修平の彼女、めっちゃいい子やし。ほんまに、ピッタリや。話しやすいし、うん。ほんまに。
「佐々木…?」
不意に、名前を呼ばれた。
「え、あ、修平…」
「どうしたん?」
あ、沙耶ちゃんいなくなって気ぬいてた。って言うてもジュース買いに行っただけやからすぐ帰ってくるけど…やっぱ、明るく話しててもちょっと、俺の中で勝手に複雑になってるんよな…
「やっ、別に!ちょっと考え事。
」
「ふーん…。俺なんか、ボーッとしてる佐々木、初めて見たかも」
「え?」
「昨日から俺、初めての佐々木ばっかりやわ」
そう言って、ふふって笑う修平は、ほんまに、天使みたいに可愛いと思う。癒し…
俺も昨日から初めての修平めっちゃ見てるような気するかも…
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