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「ははっ、ありがとう」 笑って、頭をぐしゃぐしゃって撫でると、修平は抵抗もなく、すっかり落ち込んでしまってる。 「…ほんまに、あかん…死にたい」 真っ赤な顔して、そんなことを呟く修平が、可愛くて面白くてまた笑う。そしたら、修平はまた更に落ち込む。 「でも、俺は嬉しかったで?」 「…なら、ええわ」 俺が言うと、修平はため息混じりにそう言って、ソッポを向いた。 けど、真っ赤な耳はそのままで、なんか、素直な奴やな 「修平って、ほんまに、、かわいいな」 「うるさい、怒るで、佐々木あと10分は黙ってて」 そんな子供みたいなことを言う修平にまた笑いが込み上げてくる。修平って、ほんまに昔からこんなキャラやった? 「むりーでーすー。俺おしゃべりやもん。てか修平は、俺とこうやって喋るん夢やったんやろ?」 からかうように、言う。 「なっっ!!もういい!!」 修平はカッとこっちを見たかと思えば、またフンッとソッポを向いて窓の外の景色を眺める。 「えーーそんな怒らんでもーー」 「……」 「修平…?」 「……」 あ、あれ?やばい?本気で、怒らせてた? さっきまで、調子乗ってからかってたのに、一気に不安が押し寄せる。 .
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