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緑人「はいよ。着替えるから先いってて」
薫「いそいでね。父さんも、もうまってるから」
そういって、
たれぎみなめを細めて
微笑んで部屋を出ていった。
俺も、冷めたご飯は食べたくないし
父さんにご飯を
お預けさせているのは
かわいそうなので
早く着替えてリビングに向かう。
俺の部屋は地下にあるので
ドアを開けたらすぐに階段がある
その、階段を登ると
リビングへと続くドアがある。
いわゆる二重扉である。
(ガチャッ)
緑人「おはよー」
そういいながら、ドアを開ける。
すると、
「おはよう。ロク」
と、我が父親である
寝宝 信太郎(ネホウシンタロウ)が、微笑みながら
挨拶を返してくる。
薫「ロク。早く席について、朝ごはん食べるわよ」
二人とも、俺の事をロクとよんでいる。
緑人「はいよ」
そして、自分の席に座る
それを合図に、みんなてを合わせて
三人「いただきます」
家族全員で言うのが、寝宝家の決まりだ。
そして、ごはんを食べ始めるすると、すぐに父さんが口を開いた
信太郎「そういやロク、頼みがあるんだが」
緑人「また、仕事の手伝いでしょ。いいよ。
どうせ学校終わったら手伝いにいくつもりだったし」
信太郎「いつも、すまないな」
父さんは楽器屋を経営している。
店員は父さんの他にもう一人いるのだが、
その人が用事があって店にいけないときは
たまに、俺が手伝っている。
ちなみに、母さんは小さなスタジオを経営している。
そう、我が家は全員音楽にたずさわっている
音楽一家なのだ。
これが、俺の部屋が防音仕様な理由。
家族専用のスタジオをそのまま部屋にしている。
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