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時間があっという間に経つ。
卒業式の直後、僕は彼女とずっと一緒にいた。
でも母さんが写真を彼女と撮った後、
彼女と少し話をしてて、わずかに笑顔が引きづっていた。
僕はなにも考えずに、普通に一旦帰ったら遊ぼ!って誘った。
頷き優しく笑顔を返すカレン、
家に帰り、おやつ出してくれたとき、母さんが一言
「ソラの好きな人、というか、付き合っているでしょ?素直で優しいこだね。そうゆう子が好きなのね。」
僕は母さんのその言葉に噎せた。
ちらり母さんを見る。
「デート先はどこ?食べたらいきなさい。待たせたらダメよ。」
「……図書館へ、行ってきます。」
僕は母さんの勘の鋭さに驚いてた。
彼女に、聞いたのか?
気になる…
急いで待ち合わせ場所にいく、
場所は…いつもの学校で一番大きな桜のしただ。
いくと、彼女が先に待っていた。
桜の根っこにちょこんと座って本読んでそのまま居眠りしていたようだ。
今日は疲れたのだろうとおもった。
放っておくわけにいかず、起こす。
寝惚け顔がなんとも言えなかった。
来月から別々の中学に入学する。
寂しい想いが込めあげた。
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