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始業式までは約3週間ある。
時間はたっぷりあるから、休みの前半の内に宿題を終わらせちゃお。
「ねぇ、紫苑は春休み中はどういう風に過ごすの?」
「ん?そうだな…俺は普通にのんびりと過ごすかな。お前はどうなんだ?」
「ウチ?爆睡するに決まってるじゃん。」
折角の休日だしね
「お前は…。せめてそこは勉強するとかダイエット頑張るとか、もうちょい女らしいことを言えよな。」
「ぶりっ子とかは嫌いですー。ウチはありのままで生きていくの。」
「はいはい。とりあえず支度が終わったなら帰るぞ。今日はスーパーで調味料のセールがあるんだろ?」
早くしないと、売り切れても知らないからな?
紫苑らしいな…
私は紫苑の言葉に促され、足早に彼の元へと走っていった。
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