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「何故、此処に魔族がいるんだ?」
「邪神復活のために此処に潜入させた方が効率的だったからです」
やっぱり邪神関係か
「ならば邪神の封印場所はどこだ?」
「クエルゼン山脈の頂上です」
そういえば頂上まで行ってないな
「邪神の復活方法はなんだ?」
「300人分の人間の魔力です」
「そうか……ご苦労だったな」
能力を解いて部屋をでる
「なにかわかった?」
部屋を出た途端ルナにそう聞かれる
「ああ、邪神の封印場所と封印解除の方法がわかった」
「それで?」
「封印を解いて邪神を倒す」
「魔族はどうするつもりなの?」
「別にもう用はない、俺達に危害があるなら全員殺す」
「…………………………そう」
それだけ言うとルナは黙り込んでしまった
ルナもなんだかんだいってまだ学生だから人を殺す事を躊躇うんだろう
魔族とはいえ人の亜種みたいなものだからな
「さて、早速跳ぶぞ」
「………………うん」
俺はルナの肩に手を置き転移を発動させる
◇◆◇◆
「ここら辺か」
雪は降ってはいないが積もっていて辺り一面真っ白だ
山頂といってもかなり開けていて高原のようだ
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