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魔力探知で封印場所をさがす
成る程、ここら辺一帯すべてが巨大な魔法陣みたいなものなのか
それにしても封印が雑だな、いつ破られてもおかしくはないぞ
「わかる?」
「ここら辺一帯が封印場所になっている今から魔力を流して解放するから離れててくれ」
「わかった……無理はしないでね」
「まかせとけって」
ルナが離れるのを確認して地面に手を置き魔力を流し始める
普通の人の魔力量が約5000万
それが300人分なので300×5000万=150億
俺の魔力量は40京なので全く問題ない
150億ほどの魔力を地面にながす
すると巨大な魔法陣が浮かび上がり光を放つ
光が収まるとそこには黒髪黒目の10歳くらいであろう男の子が立っていた
『わお!心地いい気配だ~』
頭の中で声がする…………この声の主は考えても解らないので気にしなくなった
「あの子が……邪神?」
ルナが俺の隣に来て言う
「多分な、さっきから俺らへの殺気がビシビシきてるだろ?」
「そうだね、子供とは思えないほどの殺気だよ」
「お姉さん達なの?僕を起こしたのは?」
邪神であろう男の子が俺達の方を見て聞いてくる……依然と殺気は放ったままだ
「ああ、そうだ」
女と間違われた事には触れないでそう答える
「私はなにもしてないよ」
ルナが横でそう言う
「そうなんだ~凄いね~あの封印を解いても平然としてるなんてさ、でももう立ってるのが限界だよね」
別にそうでもないんだが、というか久々に魔力を大量に開放したから清々しい気分だ今なら世界を征服できそうな気がする……まあ実際やろうと思えばいつでも出来るんだが
「さあ?それはどうだろうな」
「またまた~強がっちゃってさ、じゃあ僕は行くね」
「どこにだ?」
「もちろん、邪な心…邪心を食べに行きにさ」
「そうはさせないな、こっちもお前の討伐を任されてるんでな」
そう行って俺も殺気を放つ
「僕の邪魔するの?なら殺すよ?」
先程以上の殺気を放つ邪神
俺もそれと同じくらいの殺気をぶつけて相殺する
「ルナ、離れててくれ少し本気を出す」
ルナは自分では足手まといになると考えたのだろうか素直に後ろに下がった
「さあ、何時でも来いよ」
胡蝶之夢を構えて魔武器を展開させる
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