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『苦戦してるようだね~僕が変わってあげるよ』
そういって表のユウリの意識を引きずり込んで体の支配権を奪う
ようやく表に出てこれた
自分の背中程ある髪を手にとって色を確認する
真っ黒だ
僕は髪をポニーテールにして表ユウリが使ってた胡蝶之夢をつかむ
すると、胡蝶之夢は刀身から柄にいたるまで真っ黒の日本刀になった
「お姉さん、本当にさっきの人?」
「ユウ………リ?」
邪神とルナが僕の事を見て呟いている
「僕はユウリだよ~まあ強いて言うなら裏ユウリってとこかな~」
「どうでもいいや、お前も僕の邪魔するなら殺すよ?」
そういって黒いオーラを再び纏う邪神
「そうそう、それそれ~僕はそういう感じが好きなんだよ~」
黒くてグチャグチャとした邪な心がね~
流石は邪神だな~凄く黒くてグチャグチャしてるよ黒すぎて底が見えないな~
「言ってる意味がよくわかんないよ」
突進しながら言ってくる邪神
「ダークボール」
僕は野球ボールサイズの闇の球を手のひらにつくる
「!闇属性………でも初級ごときじゃ僕にはとどかなよ」
「それはどうだろうね」
邪神に向けてダークボールを放つ
「解りきってることだよ……なっ!うわああああ」
ダークボールは邪神のオーラに当たったが消えることなくそのまま邪神に直撃する
魔力をかなり込めていたので威力は上級並になっている
邪神は十数メートル程とんでいき地面に仰向けに倒れる
「なん…………で」
オーラが破られたことが理解出来ないのかそう僕に聞いてくる
「僕の闇属性の方が強かったからに決まってるでしょ~」
「僕は邪神……なのに」
「ふ~ん……だから何なの~?」
「くそ」
再び立ち上がろうと邪神は地面に手をつける
「させないよ……バインド」
邪神の周りに幾つもの魔法陣が表れそこから鎖が飛び出し邪神を縛り上げる
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