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「敵前ながら見学とは随分余裕ですね」
声がしたと思った瞬間背後から剣で斬られた
バリンという音がしてルナは氷が砕けるように居なくなった
「おや?……成る程、氷を使って分身を作り出したわけですか」
魔族が何もない空間にそういう
「正解!敵前で警戒もせずにただ眺めるわけがないでしょ」
「それもそうですね」
私は魔武器を構えて魔族を見据え一気に接近する
「はあああああああああ」
魔族の喉を狙ってレイピアを突き出す
「成る程、なかなかの剣筋ですが……足元がお留守に「なってないよ」」
魔族は突きをしゃがんで避け、私に足払いを仕掛けてきたが私は軽くジャンプしてそれを回避する
「ですが、空中ならば避けられませんでしょう?フレアボム」
火の中級魔法を私に放ってくる
私は魔武器に魔力を流してフレアボムを切り裂く
「はい、隙だらけですよ」
魔族が蹴りを私の腹に打ち込む
「身体強化:雷」
身体強化をかけて空中で受け止める
魔族はそのまま踵落としの容量で地面に私を叩きつける
「かはっ」
背中を強く打ち肺から空気が強制的にでる
「これで止めです」
魔族は剣を振りかぶる
「氷柱」
魔族の足元まら氷の柱をつくりだす
「おっと」
魔族が後ろに避けた間に立ち上がり体制を整える
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