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「クソっ!僕にも魔法が使えれば……いや、俺にも魔力はあるはずだ、だったらやってやるいけ!『ライトランス』…やった」
勇者が右手を振るとそこから光の槍が出て俺を襲う
見ただけで使えるとはな
「だが、そんなものは魔法とは言わん!ふわふわと形をなしているだけのただの魔力の塊にすぎない」
俺はライトランスを掻き消す
「もう、興ざめだこれで終わらせる…ライトランス×20ダークランス×20、カオスランス×20」
計60の槍を勇者に放つ
「そんな…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
当然避けられるはずもなく勇者は全部にあたり気絶した
「ふふっ、あはははははははは、いやー面白かったわよ、ユウリちゃん」
王妃が俺に向かってそう言う
「あ~やっぱりバレてたんですか~てか、なんで俺だと気付いたんです?」
俺は元の姿に戻り王妃にそう言う
「光と闇の魔法を使ったでしょう?あなたのお母さんが死ぬ前に念話で教えてくれたのよ『息子の属性が光と闇だった』ってね」
実は王妃と俺の母親は学生時代の親友だったらしくギルドでコンビを組んでいたこともあるらしい
「実際会うのは11年振りくらいね」
「そうですね、俺が4歳の時位でしたからそうなりますね」
「ゆ、ユフィー?どういうことだい?この魔族と知り合いなのか?」
王が王妃にそう聞く
「知り合いというより、私の親友兼パートナーの息子よ?」
「まさか!この子がライトロード家の?」
「そうですよ」
俺がそう言うと王は嬉しそうになった
「そうか、よかった~生きていて」
……………あ、思い出した
「王にお願いがあります」
俺は王に片膝をつく
「おう?叶えられる範囲でなら叶えよう」
「俺を7大貴族のライトロードにしてもらいたいのですが」
俺がそういうとなぜか王と王妃の2人はきょとんとしたような顔になる
「あなた、もとからライトロード家じゃない」
「そんなこと言われなくても元よりライトロード家を引き継いでもらおうと思っていたのだが……あの家がなんと言うかね」
あの家というのはグランツ家のことだろう
「なら、俺がグランツ家を潰してきます、あの家は黒い噂が絶えませんからね」
「そうか、うむなら頼むよ」
「お任せください」
俺は一度転移でルナの所に戻ることにした
さて、明日から忙しくなるぞ
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